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maps / cognition:福嶋 幸平・赤羽 佑樹
福嶋 幸平、赤羽 佑樹
デザイン:丸山 晶崇(TO inc.)
発行:museum shop T
サイズ:217 × 155 mm
寄稿:中山 真里(カワイイファクトリー)
24 ページ/蛇腹折り製本 両A面仕様
初版限定300部
2018年4月14から4月29日、museumsshop Tとshuuueで行った展示の作品集。私たちが何気なく行なっている「見る」という無意識の行為に着目した、2人の作家のレンズやモニターを通した作品たち。「見えない」ものと「見える」ものは一体どこにその違いがあるのでしょうか。デジタル時代の写真表現に挑戦する、2人の若手作家の作品集です。
福嶋幸平《maps》、赤羽佑樹《Uncertain Objects》《resolution/reproduction》をそれぞれ収録。
福嶋幸平《maps》は、地図検索エンジンの読み込み遅延による偶発的な描画を使用したシリーズ。現実とテクノロジーの中の事象、一見かけ離れたテーマに見えますが、アプリケーションにより拡張され映し出された、”私たちの生活の中に入り込む、現実によく似た何か”からは作家の主なテーマである「目には映らないものを具現化させること」が伺えます。
赤羽佑樹は2014年から取り組む《Uncertain Objects》で付箋を撮影し、それをプリントし見るもののスケールを狂わすことにより”付箋ではない何か”に見せるシリーズを発表しました。
2017年に発表された《resolution/reproduction》ではさらに「見る」という行為や現象に着目し、その撮影対象は「光」そのものへと変化しました。空間に描かれることによって現れる光の痕跡は、絵画的でありながら強い建築的なイメージを感じさせます。
福嶋幸平
1989年東京都生まれ。横浜美術大学卒業。現代における芸術写真の在り方を模索し、様々なメディアを横断して制作に取り組んでいる。作家の主なテーマは「眼には映らないものを具現化させること」であり、近年では地図アプリケーションのノイズを用いた作品を制作。メディアにより拡張された日常風景を独自の視点で捉える事で、新たな風景写真を生み出している。主な受賞に2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」入選や2017年「第6回 都美セレクション」入選、2017年「横浜美術大学学長表彰」優秀賞 等がある。
赤羽佑樹
1987年栃木県生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、同大学大学院修士課程写真コース修了。
写真を通して「見ること/認識することとは何か」を主題として制作。近年の主な展示に、個展「resolution / reproduction」(tokyoarts gallery、2017年)「10人の現代美術作家×平野啓一郎 作品展」(渋谷ヒカリエ8/、2016年)、個展「Uncertain Objects」(tokyoarts gallery、2015年)、など。2012年 EINSTEIN PHOTO COMPETITION X Vol.2 TOKYO CULTUART by BEAMS賞を受賞。2009年/2007年には日本写真家協会展にて22歳以下優秀作品に選出。
デザイン:丸山 晶崇(TO inc.)
発行:museum shop T
サイズ:217 × 155 mm
寄稿:中山 真里(カワイイファクトリー)
24 ページ/蛇腹折り製本 両A面仕様
初版限定300部
2018年4月14から4月29日、museumsshop Tとshuuueで行った展示の作品集。私たちが何気なく行なっている「見る」という無意識の行為に着目した、2人の作家のレンズやモニターを通した作品たち。「見えない」ものと「見える」ものは一体どこにその違いがあるのでしょうか。デジタル時代の写真表現に挑戦する、2人の若手作家の作品集です。
福嶋幸平《maps》、赤羽佑樹《Uncertain Objects》《resolution/reproduction》をそれぞれ収録。
福嶋幸平《maps》は、地図検索エンジンの読み込み遅延による偶発的な描画を使用したシリーズ。現実とテクノロジーの中の事象、一見かけ離れたテーマに見えますが、アプリケーションにより拡張され映し出された、”私たちの生活の中に入り込む、現実によく似た何か”からは作家の主なテーマである「目には映らないものを具現化させること」が伺えます。
赤羽佑樹は2014年から取り組む《Uncertain Objects》で付箋を撮影し、それをプリントし見るもののスケールを狂わすことにより”付箋ではない何か”に見せるシリーズを発表しました。
2017年に発表された《resolution/reproduction》ではさらに「見る」という行為や現象に着目し、その撮影対象は「光」そのものへと変化しました。空間に描かれることによって現れる光の痕跡は、絵画的でありながら強い建築的なイメージを感じさせます。
福嶋幸平
1989年東京都生まれ。横浜美術大学卒業。現代における芸術写真の在り方を模索し、様々なメディアを横断して制作に取り組んでいる。作家の主なテーマは「眼には映らないものを具現化させること」であり、近年では地図アプリケーションのノイズを用いた作品を制作。メディアにより拡張された日常風景を独自の視点で捉える事で、新たな風景写真を生み出している。主な受賞に2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」入選や2017年「第6回 都美セレクション」入選、2017年「横浜美術大学学長表彰」優秀賞 等がある。
赤羽佑樹
1987年栃木県生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、同大学大学院修士課程写真コース修了。
写真を通して「見ること/認識することとは何か」を主題として制作。近年の主な展示に、個展「resolution / reproduction」(tokyoarts gallery、2017年)「10人の現代美術作家×平野啓一郎 作品展」(渋谷ヒカリエ8/、2016年)、個展「Uncertain Objects」(tokyoarts gallery、2015年)、など。2012年 EINSTEIN PHOTO COMPETITION X Vol.2 TOKYO CULTUART by BEAMS賞を受賞。2009年/2007年には日本写真家協会展にて22歳以下優秀作品に選出。