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2020/04/24 15:28



「そろそろおやつにしよう」という言葉のなんたる甘美なことか。格段甘いものが大好きという訳ではないのに、おやつと聞くと心の中で小躍りする自分がいる。私にとっての「おやつの時間」は、ゆるんでいい時間。仕事や家事の緊張から解放されて、おしゃべりしたりぼーっとしたりを堂々とできる時間。


この『おやつマガジン』は、角田光代さんや若木信吾さん、荻田泰永さんや濱田紘輔さんなど様々な職業、様々な国で活躍されている方々が「おやつ」という身近すぎるテーマについて語っています。


甘くてもしょっぱくても、美味しくてもイマイチでも、そこにおやつがあることで得られる時間はとっても豊かであたたかです。


この本は一般的な雑誌と同じ大きなサイズで、掲載されている写真がとても大きくて美しいので目にも美味しいおやつです。読み応えたっぷりで読むおやつでもあります。


(2020年4月21日ツイート)