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2020/05/13 17:39
私は地下鉄が苦手。暗くて色が少なくていいイメージがない。でもこの本に載っているウズベキスタンの首都タシケントの地下鉄には、全29駅が異なるコンセプトでつくられた、色とりどりの宝石箱のような世界が広がっている。
地下鉄駅構内が好きなひとももちろんいる。
「どこまでも降りていくようなエスカレーター、電車が寄り添えないほどのカーブ、暗闇の中に駅の光が見えてくる瞬間。暗いところでは、誰も目を凝らしてなにかを見ようとしない。その無関心は、居心地がいい。
地下鉄駅がすきだったらウズベキスタンがいいよ、といわれて、すぐに向かったのだった。中央アジアの乾いた大地の真ん中に、旧ソビエト連邦時代の荘厳な地下建築が広がる。聞いただけで、わくわくする話だ。」
−『メトロタシケント』本文より
こんな地下鉄だったら、好きになってしまうよなあ。