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2020/05/16 17:44



ベーシック・インカムという言葉、少し前にニュースなどで耳にした方も多いのではないでしょうか。政府が全国民に対し、職業の有無や貯金の多寡にかかわらず、無条件で定期的に現金を給付する制度のことです。


COVID-19のパンデミックをきっかけに「荒唐無稽な夢物語」「無責任な放漫財政政策」といった立場を脱し、より具体的かつ現実的な政策として議論されるようになっています。この本はCOVID-19以前の2019年に書かれた本で、その時は私も「へー、すごいなー」という感じで完全に人ごととして見てました。


でも、SNSなどで金銭的に苦しい状況にたたされている人たちの声を多く目にするコロナ渦のいま、この本に書かれていることは、あまりにもまぶしい希望に見えてきます。もちろん財源は?とかお金を配っても浪費すだけでは?などの疑問も浮かびますが、それらについて本の中で片っ端から答えられています。


新型コロナウイルスの流行は最悪な出来事ですが、それで終わらせるのではなんとも悔しいというかもったいないというか。これを機に変えなければいけない、変わることができることもたくさん浮き彫りになってきました。まずは「知る」こと、「考える」ことからはじめましょう。I