今世の中ではジェンダーやフェミニズムについての書籍が本当にたくさん出版されています。フェミニズムといえば、男性を敵とみなして反対することだと思っている人が、男性にも女性にも多くいると思います。でもそれは、マスメディアを通して植えつけられた間違った印象です。そのせいで、フェミニズム的発言がしづらくなってしまっています。本来のフェミニズムは、「性差別をなくし、性差別的な搾取や抑圧をなくす運動」のこと。男性が敵なのではなく、問題は性差別的な意識や行動です。これが改善されれば、性別や年齢も関係なく、すべての人が今よりも生きやすい世の中になるはずです。

現代を代表するフェミニスト理論家のベル・フックスが新しい世代に向けてバトンを渡す、世界でロングセラーのフェミニズム入門書を復刊。

フェミニズムとは何で、それはどんな運動かがわかる、コンパクトで読みやすくわかりやすい本。こんな本を、フェミニズムに誤解を抱く人に、この本を読んでみてください、と差し出したいと思った著者が書いた本です。フェミニズムに興味がある人、フェミニズムに嫌悪感を持つ人、フェミニズムって何がしたいのかわからない人、すべての人にはじめに読んで欲しいと思うのがこの一冊です。